ベトナムにおけるオフショア開発|メリットや注意点も紹介

オフショア開発をしたいと考えたとき、候補地としてベトナムが挙がる場合も多いでしょう。
本記事では、オフショア開発の概要や、オフショア開発をベトナムで行うメリットについて紹介します。
加えて、注意点についても紹介しているので、ベトナムでオフショア開発を考えている方は是非参考にしてください。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります
・オフショア開発とは
・ベトナムでオフショア開発をするメリット
・ベトナムでオフショア開発をする際の注意点

オフショア開発とは*1

まずは、オフショア開発の概要を紹介します。

オフ(Off)+ショア(Shore)開発:海外で開発すること

オフショア開発のオフショアは、英語で「offshore」と表します。
日本語に直訳すると、「沖合の、海外の」といったような意味合いです。
直訳からもわかるように、オフショア開発とは、海外で開発をすることを指します。
ちなみに、日経クロステックでは、オフショア開発を以下のように定義付けていました。

エンジニア単価の安い海外諸国にソフトウエアやシステム開発を委託する手法。委託先はおもにアジア諸国が多く、中国、ベトナム、フィリピン、近年ではミャンマーが注目されている。コスト削減に貢献する一方、日本国内で求められる精度に達しないリスクも大きく、品質管理面での懸念もある。

オフショア開発 | 日経クロステック Active

エンジニア単価が安い国で、ソフトウェアやシステム開発を行うことで、コストの削減につながるのが特徴です。

IT人材不足を補うために注目されている

コスト削減のほか、IT人材不足にも貢献するのがオフショア開発です。
日本では、2030年までに80万人前後IT人材が不足すると試算されています。
人材不足は、国内だけに目を向けていると解決できません。
海外の人材を活用するオフショア開発を利用すると、人材不足を解消できるでしょう。

ベトナムでオフショア開発をするメリット*2*3

では、オフショア開発をあえてベトナムで行うメリットはどこにあるのでしょうか。
ここではメリットを4点紹介します。

なお、ベトナムのIT人材について詳しく知りたい場合には、以下の記事を参考にしてください。
ベトナム IT人材人材の記事へのリンク

人件費が比較的安価

ベトナムは、人件費が比較的安価です。
そのため、開発コストをおさえたい場合に最適だといえるでしょう。
同じ海外に開発を委託する場合、人件費の高い国に委託してしまうと、日本で開発するよりも高くついてしまうこともあります。
人材不足を補う目的であればコストが高くてもよいかもしれません。
しかし、ほとんどの場合はコストをできるだけおさえたいと場合がほとんどでしょう。
その点で、ベトナムはオフショア開発の委託先に向いているといえます。

親日国である

ベトナムは、親日国としても有名です。
アウンコンサルティング株式会社の調査でも、実際にベトナム人は日本人を「好き」・「大好き」と回答する割合が9割以上となっています。業務でコミュニケーションをとることがあると考えると、親日国でオフショア開発を行うのはメリットであるといえるでしょう。

IT人材の育成に力を入れている

ベトナムでは、政府主導でIT人材の育成に力を入れています。
年間に50,000人以上のIT系の学生が卒業しており、若いIT人材も豊富です。
そのため、オフショア開発をするための人材も集めやすいといってよいでしょう。

時差が2時間と少なく、日本と連携がとりやすい

ベトナムと日本の時差は約2時間です。
そのため、オンライン会議なども実施しやすいのがメリットだといえるでしょう。時差がある国と仕事をすると、業務時間が重ならずコミュニケーションがとりにくい場合もあります。
その点、ベトナムは時差をほとんど気にすることなくコミュニケーションをとれるのがメリットです。

ベトナムでオフショア開発をする際の注意点

最後に、ベトナムでオフショア開発をする際の注意点を紹介します。
海外と業務を進めることになるため、あらかじめ注意点をおさえておくと、スムーズな業務進行が可能となるでしょう。

要件定義をより明瞭にする|納期や品質の担保につながる

ベトナムでオフショア開発をするということは、海外と業務を行うということです。日本で行っている以上に要件定義を明瞭なものにしましょう。あいまいさがあると、お互いの認識にズレが出てしまいます。そのあいまいさを残したまま業務が進んでしまうと、最終的に大きなズレになってしまうこともあるでしょう。
要件定義は明瞭にし、疑問点を共有する時間を事前に設けるのがおすすめです。

デザイン面のチェックも忘れずに|文化の違いを考慮する

オフショア開発でデザインもセットで開発する場合には、完成までに定期的にチェックする段階を設けるようにしましょう。デザインは言語化しにくく、イメージを伝えにくいものです。日本人同士でなんとなく伝わって業務ができているものでも、国が違えばうまくいかないことがあるでしょう。文化の違いもあるため、デザインのイメージを「なんとなく」で汲み取ってもらうのは至難の業です。必ず完成までに確認する段階を設けることをおすすめします。

残業を期待する・なんでも任せるのはNG|日本の文化を押し付けないようにする

ベトナムでは、日本のように残業で業務を片付けることを期待しないほうがよいでしょう。また、ある程度の指示で周辺のことまで巻き取ってくれることも期待しないほうが良いです。どちらも、日本ではよくあるできごとかもしれませんが、ベトナムでは通用しません。「残業ありき」など、日本の文化を押し付けないようにしましょう。

まとめ

今回は、ベトナムにおけるオフショア開発について紹介しました。
オフショア開発は、メリットは大きいものである反面、海外とともに業務をこなすことになるため、注意すべき点もあります。
この記事を参考に、ベトナムにおけるオフショア開発についての理解を深めていただけると幸いです。




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◆参考URL
*1 - IT 人材需給に関する調査 - 調査報告書
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf
*2 世界13カ国の親日度調査 | 【GM-ch】
https://www.globalmarketingchannel.com/press/survey20180523
*3 VIETNAM IT MARKET REPORT 2020
https://topdev.vn/Eng_VietnamITNation2020_ByTopDev.pdf

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