ベトナムのIT人材の現状|時差も少なく若い人材も多い国

皆さんは、ベトナムと聞くと、どのようなイメージを思い浮かべますか?
実は、IT人材を積極的に育成している国の一つでもあります。
本記事では、ベトナムのIT人材の現状について紹介していきます。

この記事を読むと以下3つのことがわかります。
・ベトナム人材の現状
・ベトナム人材の将来性
・日本の現状からみるベトナム人材の魅力

◆コンテンツ

ベトナムのIT人材の現状*1

まずは、ベトナムのIT人材の現状をみていきます。
ベトナムの人材会社である「TopDev」のレポートを参考に紹介していくので、参考にしてください。

より詳細なデータを確認したい場合には、以下のサイトから確認できます(英語版)。
VIETNAM IT MARKET REPORT 2020

IT系の学生が毎年50,000人以上卒業

ベトナムのIT人材は、毎年増加しています。
国でもIT人材の確保を課題とし、学校におけるIT人材の育成を後押ししています。
それもあってか、ベトナムでは毎年50,000人以上のIT系の学生が学校を卒業しているのです。
そのため、これからもベトナムのIT人材は増えていくといえるでしょう。

人口が減少している日本とは対照的に、ベトナムでは若いIT人材が増えています。

20代の若手人材が豊富

IT系の人材育成を政府が後押ししていることもあり、20代のIT人材が豊富なのも特徴です。調査結果によると、ベトナムのIT人材のうち20代(20〜29歳)は53.2%となっています。先ほども紹介したように、これから先も若手は増加していくことになるため、若手の確保がしやすいのも特徴だといえるでしょう。
また、多くの人材うち、20歳より前にコーディングをはじめた人は8.8%にものぼります。

若手が多い反面、中堅の35歳〜39歳が10.6%、40歳〜44歳が5.9%と少ないのが現状です。
しかし、いずれは現在の20代が中堅になる可能性が高く、中堅の人口も安定してくるでしょう。

政府主導でIT系人材の質を高めようとしている

ベトナムでは、政府主導でIT人材を育てているのは前述の通りです。
そのため、IT人材の数は着実に増えています。
しかしながら、人材の質にはまだまだ課題があるとされています。
調査によれば、企業の求めている質の人材は、卒業したIT系の学生のうちたった30%とのことです。
今後は、政府と企業が協力しながら、短時間のトレーニングコースや、インターンシップが計画されています。

ベトナムのIT人材の将来性*1*2

続いて、ベトナム人材の将来性について各種調査を参考にして整理しています。
日本と比べて若手が多く、人口も増加傾向にあるベトナムは、いつごろまでこのような状態が続くのでしょうか。

海外の企業がベトナムに続々と進出予定

ベトナムでは、IT人材の育成に励んでいます。
果たしてそれに需要が追いついているのでしょうか。
結論から言えば、海外の企業からの需要があり、今後もIT人材が必要とされています。
企業がベトナムに拠点をおけば、企業で経験を積んだ人材も多くなってくるでしょう。

TopDevの調査では、既にベトナムに拠点をおくサムスンのほか、Appleもベトナムのサプライチェーンと協力する可能性が示唆されています。
また、インドを拠点とするアウトソーシング企業である、Hindustan Computers Limited(HCL)も、ホーチミン市にセンターを建設する計画があります。
HCLがホーチミンにセンターを建設すれば、今後5年間で10,000人のエンジニアの雇用が創出される予定です。
ちなみに、HCLは世界でもトップレベルのアウトソーシング企業です。

このように、世界の大企業がベトナムのIT人材に目をつけているといえるでしょう。
今後も企業の進出が進む可能性が高く、将来性はあるといえるでしょう。

人口は2044年がピーク。今後も労働人口は増えていく

イギリス医学誌「THE LANCET」において、2020年6月に「Fertility, mortality, migration, and population scenarios for 195 countries and territories from 2017 to 2100: a forecasting analysis for the Global Burden of Disease Study」という論文が発表されました。
この論文では、2100年の出生率や人口、出生率などのシナリオが描かれています。
論文によれば、ベトナムは人口増加を続け、2044年に人口のピークをむかえるとのことです。
ピーク時の人口は1億人を超え、現在の日本に近い人口となります。
この結果からも、ベトナムはこれから20年前後は労働人口が増えていくことが予想されます。

日本からみたベトナム人材の魅力*3

最後に、日本からみたベトナム人材の魅力について紹介します。

時差が2時間と少なく、現地とのコミュニケーションがとりやすい

ベトナムと日本の時差はわずか2時間です。
ベトナムに拠点をおく場合には、時差をほとんど気にすることなく仕事ができるでしょう。
リモート会議の際にも、時差を気にする必要がなくなります。
そのため、密なコミュニケーションをとることができるといえるでしょう。

親日家が多い

アウンコンサルティング株式会社では、世界13カ国の親日度を調査しています。
調査結果によれば、ベトナム人のうち日本人を好き・大好きと回答した割合は96%です。
同社では2012年から6回ほど調査をしており、どの調査でも日本に肯定的な回答が寄せられていました。
親日家が多いと、仕事をしやすいことも多いでしょう。

まとめ

今回は、ベトナムのIT人材の現状について紹介しました。
ベトナムはIT人材の育成と人口増加、経済成長などが重なり、労働力が安定的に供給されるといえるでしょう。
また、時差も少ないため、一緒に仕事がしやすくもなっています。
それもあってかベトナムのIT人材を活用し、オフショア開発をする企業も増えています。
ベトナムのオフショア開発については、以下で詳しく解説しているので参考にしてください。

オフショア開発のリンク




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◆参考URL
*1 VIETNAM IT MARKET REPORT 2020
https://topdev.vn/Eng_VietnamITNation2020_ByTopDev.pdf
*2 Fertility, mortality, migration, and population scenarios for 195 countries and territories from 2017 to 2100: a forecasting analysis for the Global Burden of Disease Study
https://www.thelancet.com/article/S0140-6736(20)30677-2/fulltext
*3 世界13カ国の親日度調査 | 【GM-ch】
https://www.globalmarketingchannel.com/press/survey20180523

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