
JavaをWindows10でインストールする手順を解説!
Javaというプログラミング言語は、数多ある中で最も利用されているプログラミング言語です。それ故に、プログラミングを始めてみようとした時、まずはこのJavaを学んでみようと思う人も多いかと思います。今回は、そんなJavaを自分のPCで動かして見ようとしている初心者に向けた記事となります。 この記事を読むことで、以下の3つのことがわかります。
- Javaとはどんな言語?
- Javaが向いているシステムとは?
- Windows10でインストールする手順
ぜひ最後までご覧ください。
そもそもjavaってなに?
まずは、そもそもJavaとはどのような言語なのかについて簡単に解説していきます。
javaの特徴
Javaの特徴は大きく2つあります。
1つ目の特徴は、「一度書けばどこでも動く」ということです。
Javaという言語は1996年にサン・マイクロシステムズ社のGreenと呼ばれるプロジェクトで誕生したのですが、そのプロジェクトの最終ゴールは、家電製品に組み込むソフトウェアを作り上げることでした。
家電製品などのハードウェアに依存しない開発プロセスの仕組みを生み出すに葉どこでも動かすことができるシステムの開発が不可欠だったことから、試行錯誤のうえ誕生しました。
当時はこの特徴が革新的であったことから、急速にユーザーが増え、汎用性を高めて多くのに利用されたという経緯があります。
2つ目の特徴は、「オブジェクト指向」です。
独立性や再利用性、拡張性に重点を置いたプログラミングの考え方のことで、これにより効率よく開発ができるようになっています。 このオブジェクト指向は複数人の手によってシステムが開発される際の効率性を高めるための考え方であることから、Javaなどの大規模システム開発に向いた言語で採用されています。
Javaの活用例
Javaは主に大規模システムの開発に利用される言語で、企業の物流システムや基幹システムなど、多くの機能やデータが備わったシステム開発に向いています。その理由は、先ほども触れたオブジェクト指向にあります。
一方で、ホームページやWebアプリといった開発にはあまり利用されず、その場合はPHPなどもっと利便性の高い言語があります。今回はその言語の説明は省きます。
JavaをWindows10でインストールする手順を解説
Javaのことを少し理解できたところで、ここからJavaをWindows10でインストールする手順を解説していきます。
1.JDKのインストール事前準備
まずは、JDKをインストールする前の事前準備です。
そもそもJDKとは、Javaで開発していくにあたって必要となるソフトウェアがまとめてあるパッケージのことで、Oracle社が無償で提供してくれています。
最初に、インストールするWindowsPCのbit数を確認しましょう。
PCには32bitと64bitのものがあるのですが、これの違いは使えるメモリ量やHDDの容量に影響があります。少し難しいのですが、64bitの方が容量が大きくて高性能であると覚えておけばまずは問題ありません。
使用するPCのbit数を把握していないと正常に動作しないことに繋がるため、しっかり確認しておきましょう。

[スタートメニュー]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]で、コントロールパネルを開きます。
コントロールパネルを開いたら、[システム]を押下します。

システム画面に遷移すると、そこに[システムの種類]という項目があるかと思います。そこに、使用するPCのbit数が記載されています。今回使用するPCでは、64bitとなっています。これで、準備完了です。
2.JDKのインストール
では、JDKをインストールしましょう。
Oracle社のホームページからダウンロードすることができます。 ホームページはこちら。

今回は、Java SE 14.0.2という最新版をインストールします。ホームページを開いたら、[JDK Download]を押下します。

64bitのPCにインストールする場合、[Windows x64 Installer]を押下してください。
すると、ダウンロードが開始されます。ダウンロードできたら、それを起動しましょう。

起動したら、[次]へ進みます。

格納場所に問題なければ、[次]へ進みます。

この画面が出たら完了です。
3.環境変数設定
Javaを使用するにはJDKをインストールするだけではなく、それを環境変数に設定する必要があります。
環境変数とは、OS(今回はWindows)が使用する共通の変数のことで、変数とは、値を入れておく箱のようなものです。
難しければ、現時点ではそんなものがあるんだなという認識で特に問題ありません。
では、設定していきましょう。
先ほどbit数を確認するときにも開いた[スタートメニュー]→[Windowsシステムツール]→[コントロールパネル]→[システム]を開きます。

コントロールパネルのシステムを開いたら、[システムの詳細設定]を押下します。

プロパティのダイアログが表示されたら、[環境変数]を押下します。

システム環境変数から「Path」を選択し、[編集]を押下します。

[新規]を押下し、JDKをインストールしたパスを入力し、[OK]を押下します。
インストールしたパスは、下記キャプチャのようにJDKをインストールする際に設定した場所になります。確認してみてください。


これで、「Path」の設定は完了です。
次に、「JAVA_HOME」の設定をします。

[システム環境変数]に戻り、「JAVA_HOME」を選択します。そこに入力されているパスが、先ほどのPathと同じなら特に編集は不要です。
Pathが異なる場合は[編集]を押下してください。
また、もし[システム環境変数]に「JAVA_HOME」がない場合は、[新規]を押下してください。

変数名に「JAVA_HOME」、変数値にパスを入力し、[OK]を押下します。
これで、「JAVA_HOME」の設定が完了し、JDKと環境変数の設定は完了です。
4.JDKインストール確認
では最後に、JDKがちゃんとインストールされているかどうか確認しましょう。
[スタートメニュー]→[Windows システムツール]→[コマンドプロンプト]で、コマンドプロンプトを開きます。
または、[Windows] + [r]を押下し、「cmd」と入力することでコマンドプロンプトを開くことができます。
コマンドプロンプトを開いたら、「javac -version」と入力し、実行してください。

JDKが正常にインストールされていれば、インストールしたバージョンが表示されます。
これで、インストールは完了となります。お疲れ様でした。
今回は、JavaをWindows10にインストール手順について解説しました。この手順で設定できれば、晴れてJava開発者の仲間入りです。あなたのPCでJavaの開発ができるようになっています。
Javaはあらゆるプログラミング言語の中でも特に人気が高く、多くの場所で使われているため、Javaで開発できるようになれば活用できる機会はとても多いでしょう。
ぜひ、この記事を参考にJavaをインストールし、Java開発者としての一歩を踏み出してみてください。

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