スマートシティとは?日本の具体的な取り組みも合わせてご紹介!

スマートシティは、世界的に大きな注目を集めている取り組みの1つです。世界各地の都市がスマートシティを実現するための取り組みを行っています。

日本も例外ではなく、少子高齢化によって生じる様々な課題を解決するために、スマートシティを実現化へ向けた取り組みをスタートしています。そこで当記事では、以下のポイントに焦点を当ててスマートシティの取り組みについて解説していきます。

①スマートシティの概要

②スマートシティのメリット

③日本におけるスマートシティの取り組み

スマートシティの概要

まずは、スマートシティがいったいどのような取り組みなのか、定義や注目されている理由についてご紹介します。

どのような定義があるのか

スマートシティは、「都市の抱える諸課題に対して、ICT等の新技術を活用しつつ、マネジメント(計画、整備、管理・運営等)が行われ、全体最適化が図られる持続可能な都市または地区」と国土交通省によって定義されています。

引用元:https://www.mlit.go.jp/toshi/tosiko/toshi_tosiko_tk_000040.html

また野村総合研究所においては、

「都市内に張り巡らせたセンサーを通じて、環境データ・設備稼働データ・消費者属性・行動データ等の様々なデータを収集・統合してAIで分析し、更に必要な場合にはアクチュエーター等を通じて、設備・機器などを遠隔制御することで、都市インフラ・施設・運営業務の最適化、企業や生活者の利便性・快適性向上を目指すもの」

をスマートシティの定義とすることを2019年5月の「スマートシティ報告書 ―事業機会としての海外スマートシティ―」で発表しています。

引用元:https://www.nri.com/jp/service/solution/mcs/theme_smartcity

スマートシティ自体は、まだ新しい考え方なので、明確に定義が定まっているというわけではありません。中には、ICT技術などを活用した持続可能な都市の在り方といった意味を含んでいるという考え方もあります。

スマートシティが注目されている理由

続いては、なぜスマートシティが注目されているのか、その理由についてみていきます。

スマートシティの注目度が高まっている理由として考えられるのは、特定の都市へ人口が集中しているという点です。世界の人口のおよそ半数が都市に居住していると言われていて、2050年にはさらにおよそ1.7倍まで増えるという見方もあります。

人口が集中している都市では、エネルギーの消費量が大きい分、温室効果ガスの排出量も多くなっていることが問題視されています。それを踏まえて考えると、都市部におけるエネルギー使用に関する問題は早急に解決すべきだと言えるでしょう。

そのような状況の中で、日本では特に少子高齢化が大きな問題になっています。労働力の確保が難しくなっていくと予想できますが、さらなる都市化を進めていくためには弊害になりかねません。今後の日本社会を考えてみると、少子高齢化による課題を解決するための、IoTやビッグデータなどを駆使した技術を取り入れた取り組みであるスマートシティが注目されていることも頷けます。

スマートシティにはどのようなメリットがあるのか

具体的に、スマートシティを取り入れることで、どのようなメリットが期待できるのでしょうか。

例えば、

・交通インフラをIoT化することで交通渋滞を減少させられる

・再生可能エネルギーを活用した車やEV車によって二酸化炭素を削減できる

・太陽光発電を各家庭に設置することで備蓄が可能になり、災害対策ができる

といったメリットがあると考えられるでしょう。

日本におけるスマートシティの取り組み

最後に、日本におけるスマートシティの取り組みにはどのようなものがあるのか、具体的な事例をいくつかピックアップしてご紹介します。

トヨタのウーブン・シティ

トヨタのウーブン・シティは、2020年1月7日にアメリカラスベガスで行われた世界最大級のエレクトロニクスの見本市・CES 2020で発表されたプロジェクトです。このプロジェクトは、実際に人が暮らしている環境の中で行われた実証都市です。

自動運転やMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)、人工知能(AI)技術、スマートホーム技術などを活用した生活を想定しています。

これからの時代はサービスが情報によってつながっていくことが一般的になっていくと想定されています。そのような中で、より生活に密着したサービスや技術を生み出すためのきっかけになると考えられています。

公式サイト:https://global.toyota/jp/newsroom/corporate/31170943.html?padid=ag478_from_pickup

横浜スマートシティプロジェクト

横浜スマートシティプロジェクトは、神奈川県横浜市で進行しているプロジェクトです。

横浜市は2010年に経済産業省から「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されました。

それが、このプロジェクトが開始されたきっかけです。「次世代エネルギー・社会システム実証地域」に選定されたことで行われた実証実験では、二酸化炭素の排出量江を29%削減することに成功し、省エネ率は17%という成果を得ることに成功しました。

今後は、水素や再生可能エネルギーの利用割合を30%まで高めたり、IT技術を駆使したサービスの提供も積極的に行ったりすることを検討しています。それだけではなく、横浜市全体の電力需要がどの程度あるのか明確にすることで、エネルギーの供給も適切にできる省エネを目指した街づくりも実現させようとして進んでいるプロジェクトです。

公式サイト:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/ondanka/etc/yscp/yscp01.html

加古川スマートシティプロジェクト

加古川スマートシティプロジェクトは、兵庫県加古川市で行われているプロジェクトです。

「子育て世代に選ばれるまち」を実現するために、安全で安心して暮らせる環境を整えようとしています。

情報通信技術を活用し、市民のQOL向上を目指しています。「子育て世代に選ばれるまち」を実現するために加古川市が行っている取り組みの中には、データを収集分析するための基盤を整備したり、様々な主体が積極的に参加できるような体制を構築したりといったものがあげられます。

集められたデータは、行政の情報ダッシュボードやスマホ向けのアプリ・かこがわアプリなどに使用されています。

公式サイト:https://www.city.kakogawa.lg.jp/soshikikarasagasu/kikakubu/jouhouseisakuka/ict/1535023961752.html

おわりに

スマートシティは、世界的にも注目度が高まっている取り組みです。より暮らしやすい環境を整えていくために必要な取り組みだと言えるでしょう。日本国内における事例も多数あるので、興味がある方はぜひ調べてみてください。




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