
Vtuber用3Dモデルとは?2Dモデルとの違いや作り方を解説
この記事を読むと以下の3点がわかります。
- Vtuberとはなにか?
- Vtuber用モデルの種類と特徴(3Dモデル、2Dモデル)
- Vtuber用3Dモデルの作り方について
Vtuberは「バーチャルYouTuber」の略で「2Dや3Dのキャラクターを使ってYouTubeで活動している人」のことです。人気のVtuberだと「キズナアイ」さんが有名ですね。
Vtuber用のモデルとしては3Dモデルと2Dモデルがあり、この記事ではそれぞれの特徴と人気Vtuberが多く使っている3Dモデルの作り方について紹介しております。
Vtuberとは?
Vtuber(バーチャルYouTuber)は2016年12月にYouTubeチャンネルを開設したキズナアイさんが初めて名乗り、今ではYouTube上に多数のVtuberがチャンネルを開設しております。
Vtuber市場は年々拡大しており、2020年11月時点で13,000人のVtuberが確認されています。*注1 最近では企業や地方自治体もVtuber市場に参入していたりと、多方面で注目を集めています。
Vtuber用モデルには種類がある?(2Dモデル、3Dモデル)
Vtuber用モデルには2Dモデルと3Dモデルがあり、当然ですがそれぞれ特徴が違いますので、2Dモデルと3Dモデルの特徴について説明していきます。
Vtuber用2Dモデルの特徴
Vtuber用2Dモデルの特徴について説明していきます。
- 3Dモデルと比較すると簡単にVtuberモデルが作れる
- 奥行きのない平面イラストが動くモデル
- モデルの動きは限定的
Vtuber用2Dモデルは平面の2次元モデルのため、3Dモデルと違い奥行きを表現しなくても良く、比較的簡単にモデルを作れます。
しかし、平面であるために動きが限定的となり、ダンスを踊らせるといった自由に体を動かすような動きはできません。
Vtuber用3Dモデルの特徴
Vtuber用3Dモデルの特徴について説明していきます。
- モデルの作成が難しく作成に時間がかかる
- 平面イラストに奥行きをもたせて3次元モデルが動く
- モデルを自由に動かすことができる
Vtuber用3Dモデルは奥行きがある3次元モデルなので横から、後ろからのイラストも必要になります。また、2Dモデルと違い奥行きを表現していくため作成が難しく非常に時間がかかります。
ただ、2Dモデルと違いモデルを自由自在に動かすことができるため、ダンスを踊るといった動作を含めどんな動きでも再現できます。
人気が高いVtuberは3Dモデルが多い
YouTubeで人気の高いVtubreには3Dモデルを利用している方のほうが多いです。Vtuberの先駆けキズナアイさんも3Dモデルです。
2Dモデルから初めてみて、ある程度人気が出てから3Dモデルに転身するという方もいるようですね。2Dモデルのほうが簡単にできますので、まずは2Dモデルを作って始めてみるというのも良いのではないでしょうか?
Vtuber用3Dモデルの作り方
Vtuber用3Dモデルの作り方には2種類あり、全て自作で作る場合と既存のモデルをカスタムしていく場合があります。今回は全て自作で作る場合の作り方を紹介します。
自作で3Dモデルを作る手順は下記の通りです。
- 2Dイラストを用意する
- 2Dイラストから3Dモデルを作成する
- 3Dモデルを動かす
順番に説明していきます。
2Dイラストを用意する
まずは2Dのイラストを用意します。
3Dモデルを作成するためには、正面からのイラストの他に側面、背面からのイラストが必要になります。斜めからのイラストがあると3Dモデルを作成するときに助かるので用意できると良いですね。イラストなんて描けないという方はココナラなどのクラウドソーシングサイトで外注できますので、イラストに自信がない方は外注も検討してみましょう。
2Dイラストから3Dモデルを作成する
2Dのイラストが準備できたら2Dイラストからモデリングしていきます。
基本的には正面、側面、背面の3面図からモデリングしていくのですが、2Dのイラストを3次元におこしていくと、どうしてもそれぞれの面で矛盾が出てくることがあります。
そういった場合は斜めからのイラストを参考にしたり、視覚的におかしくない範囲で調整したりする必要があります。
主観的な話になりますが、どの面から見てもかわいいか?かっこいいか?を意識すると、うまくモデリングできるかと思います。
3Dモデルを動かす
3Dモデルを動かす方法には下記の3種類あります。
- Webカメラを使う
- VRヘッドセットを使う
- モーションキャプチャー専用の機材を使う
一番手軽な方法はWebカメラです。Webカメラは費用も安く簡単にモデルを動かすことができます。ただし、Webカメラでは上半身しかモデルを動かすことができません。
3Dモデルの全身を動かすにはVRヘッドセットやモーションキャプチャ専用の機材が必要になってきます。VRヘッドセットやモーションキャプチャー機材はWebカメラよりも費用が高く覚える知識も多いため、初めてモデルを作成する方には難しいかもしれません。
しかし、全身を使って自由に表現できるようになるので非常に魅力的です。
簡単にモデル作成できるソフトやスマホでモデル作成できるアプリもある
3Dモデルを自作で作るにはイラストを準備したり、専用のソフトの操作を覚えたり、機材をそろえたりとモデル作成が難しく時間もかかります。
しかし、「VroidStudio」や「Vカツ」といったソフトでは既存のモデルをカスタムしたり簡単な操作でモデルを作成する機能があるため初心者でも始めやすいソフトになっています。
スマホ1台で3Dモデルが作成できる「カスタムキャスト」といったアプリもあります。
そういった簡単なソフトでモデル作りを始めてみるのも良いかもしれません。
まとめ
Vtuberは年々増加しており、これからも増加していくと考えられます。
また、配信のプラットフォームもYouTubeだけでなく、SHOWROOMや17Liveなどさまざまなプラットフォームが登場しています。
自作で3Dモデルを作るのはハードルが高いですが、手軽に3Dモデルを作れるサービスやスマホで3Dモデルを作るサービスもあります。2Dのモデルから始めてみてもいいでしょう。
この記事を読んで興味をもった方は一度モデル作成にチャレンジしてみてくださいね。
参照記事
注1:バーチャルYouTuberの人数が1万3000人突破、人気1位はファン数286万人のキズナアイ:TechCrunch Japan

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