
リーダー向けワークショップの内容とは?メリット・デメリット・開催事例も解説
「リーダーシップを発揮できずに悩んでいる」、「方向性が合っているか確認したい」といった場合は、リーダー向けワークショップに参加してはいかがでしょうか。
本記事では、下記3つの内容を解説します。
①リーダー向けワークショップの内容
②リーダー向けワークショップのメリットとデメリット
③リーダー向けワークショップの開催事例
リーダー向けワークショップでは、さまざまなリーダーの考え方を学んだり、他の参加者と意見交換したりできます。リーダー向けワークショップの内容やメリット・デメリット、開催事例を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
そもそもワークショップとは
そもそもワークショップとは、複数人が集まって意見を交わしたり、実際に体験したりする研修会のことです。*注1
セミナーは講師が主体となり、テーマに沿った解説を進めますが、ワークショップは参加者が主体となって進めます。*注2
リーダー向けワークショップの特徴
リーダー向けワークショップは、リーダー経験が豊富な人物や有名企業の役員クラスなどが講師となり、リーダー論やスキルアップの方法などを解説します。そのうえで、リーダーシップ論やトラブルへの対処法などについて意見を交わしたり、実際にリーダーとメンバー役に分かれてシミュレーションしたりします。
リーダー論やスキルアップの方法などを聞くだけで、リーダーシップを発揮できるようになるとは限りません。同じ悩みを抱えるリーダーやリーダー候補と意見を活発に交わすことで、新たな知識の獲得やモチベーションアップなどに繋がります。
リーダー向けワークショップに参加するメリット
リーダー向けワークショップに参加するメリットは次のとおりです。
さまざまな考え方を学べる
さまざまな企業のリーダー候補や現職のリーダーと意見交換ができるため、リーダーに対する考え方を学べます。方向性を修正できたり、自社に適したリーダー像をイメージしやすくなったりするでしょう。
リーダーに対して強い固定概念を持つ人物がワークショップで意見交換すると、考え方が180度変わる場合もあります 。
リーダーに求められるスキルが高まる
ワークショップでは、セミナーと同じくリーダー論や求められるスキルなどを学べます。そのため、リーダーへの就任に対して不安を抱えている方に向いています。ただし、ワークショップに参加するだけでスキルが高まるわけではありません。
学んだ内容を持ち帰り、独自に勉強を重ねたり自社に合う形に昇華したりする必要があります。つまり、リーダー向けワークショップに参加することは、スキルアップの第一歩と言えるのです。
リーダー向けワークショップに参加するデメリット
リーダー向けワークショップに参加することには次のデメリットがあります。
リーダーの在り方について迷いが生じる場合がある
現職リーダーやリーダー候補と活発に意見を交わした結果、より良いリーダー観が身につく可能性があります。しかし、自分とは全く異なる意見や考え方を知ることで、リーダーの在り方に迷いが生じる場合もあるでしょう。
その結果、リーダーとしての自信を失い、リーダーシップを発揮できなくなる恐れがあります。このような事態を防ぐには、リーダーの在り方に正解が存在しないことを認識することが大切です。
意見交換が進まないリスクがある
ワークショップに参加する全ての人物が活発に意見交換できるとは限りません。人見知りや自分の意見を言えない人物と同じグループになると、意見交換が進まないことで有意義なワークショップにならない恐れがあります。
意見交換が活発に進むように、自分がグループの進行役になることも検討しましょう。
多様なリーダー観を学べるリーダー向けワークショップ3選
リーダー向けワークショップは、人材育成やセミナーの開催などの事業を展開する企業や、有名な企業家などが開催しています。ここでは、リーダー向けワークショップを3つ紹介するとともに、それぞれの特徴や学べる内容をお伝えします。
insourceのリーダー向けビジョン策定ワークショップ
真面目なテーマに対して、柔らかい雰囲気で話し合うことを重視したワークショップです。チームで取り組んだことや自分の仕事の取り組み方を振り返ったり、目標やビジョンを考えたりしつつ、他の参加者と意見交換します。*注3
目的は、メンバーとのコミュニケーションのとり方や多様な価値観の再認識、目標達成の現実的なプランの作成、自身のモチベーションアップです。*注4
意見や考え方は言葉で伝えることが難しいため、自由な発想をサポートできるブロック玩具を使用します。ワークショップは、主催者が考える「対話」の定義やブロック玩具の使い方の説明から始まるため、初参加でも不安なく参加できるでしょう。*注5
リーダーシップ・チャレンジ・ワークショップ
日本初のファシリエーターの頂点「マスター」の称号を獲得した日本能率協会が開催しています。*注6
リーダーシップ研究の第一人者「ジェームズ・M・クーゼス」と「バリー・Z・ポズナー」の著作「The Leadership Challenge(R)」をベースにしたワークショップです。著書では、リーダーシップに対して、「カリスマ的リーダーではなく、ごく一般的な人が普通ではないことを行っている」との考え方に基づき、模範的なリーダーシップの5つの共通点が解説されています。*注7
ワークショップを通じて、自身の課題を把握したり行動の振り返り方の型を身につけたりすることが主な目的です。自身がリーダーシップを発揮した行動とワークショップでの体験を結び付けて、仕事への活用方法を模索します。*注8
【PDU対象】リーダーシップ強化ワークショップ
リーダーの課題の把握や現場での対応方法の検討などを目的としたワークショップです。シミュレーションを行うため、より実践的なスキルが身につきます。また、メンバーに対する働きかけ方を見直すきっかけになるため、チーム力の向上に繋がります。*注9
ワークショップの1日目は、グループ単位で課題を共有し、検討すべき課題を選ぶとともに解決策を考えます。そして、行動目標を立てて、自社で実際に課題解決に向けて取り組みます。*注10
その後、再びワークショップが開催され、自社で行動した内容や振り返り、うまくいったことやいかなかったことなどを共有します。そして、講師と参加者同士で話し合い、解決策を立てます。このように、自社におけるリーダーに関する悩みを相談し、一緒に解決策を考えてもらえることが同ワークショップの最大の特徴です。*注11
まとめ
リーダー向けワークショップに参加すると、他のリーダーやリーダー候補の考え方がわかります。自身の考え方に参加者の考え方を取り入れることで、自社に合ったリーダー像がイメージしやすくなるでしょう。リーダーシップに悩む方は、ワークショップに参加してみてはいかがでしょうか。

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詳しくは
■参考文献
*注1,2
ワークショップの意味・メリットとは ~セミナーとの違いや進め方のポイント~
*注3,4,5
リーダー向けビジョン策定ワークショップ 前年の振り返りと次の1年の目標設定(1日間)
*注6,7,8
*注9,10,11