ブルーオーシャン戦略とは?成功事例と見つけ方のポイントを解説!

近年、ビジネスシーンにおいて「ブルーオーシャン戦略」はマーケティングに有効な戦略として注目を集めています。その要因となっているのは、IT技術の飛躍的な進歩やグローバルの活性化です。

しかし、ブルーオーシャン戦略という言葉の意味やビジネスにおけるメリットをよく理解していない方も多いでしょう。

この記事では、以下の3つ内容からブルーオーシャン戦略を解説していきます。

①ブルーオーシャン戦略の概要

②ブルーオーシャン戦略の成功事例

③ブルーオーシャンを見つけるポイント

それでは、それぞれの内容を成功事例とともに詳しく紹介していきましょう。

ブルーオーシャン戦略の概要

ブルーオーシャン戦略とは、「競争相手の少ない市場」または「競争相手の存在しない市場」を開拓して、利益の最大化を目指すビジネス用語です。

「ブルー・オーシャン戦略とは、従来存在しなかったまったく新しい市場を生み出すことで、新領域に事業を展開していく戦略です。新市場を創造することにより、他社と競合することなく事業を展開することが可能になります。この概念は、W・チャン・キムとレネ・モボルニュによって提唱されました。」

野村総合研究所(NRI)では、上記のように解説しています。引用元:https://www.nri.com/jp/knowledge/glossary/lst/ha/blue_ocean

競争相手の少ない市場を「ブルーオーシャン」、競争の激しい市場を「レッドオーシャン」と呼びます。

主に、ビジネスシーンにおけるマーケティング手法のひとつとして使われます。

他社との差別化や低コストを同時に実践し、高価格で高利益なビジネスを実現できることがブルーオーシャン戦略の特徴です。「競争相手のいない市場」と聞くと、ゼロから新しい商品やビジネスモデルを作ると思われがちですが、実はそれだけがブルーオーシャン戦略ではありません。既存の事業でも無駄なものを排除、付加価値をつけることなどで、ブルーオーシャン戦略を行うことが可能です。

ブルーオーシャン戦略のメリット

ブルーオーシャン戦略には、コストを抑えながら他社との差別化を行えるというメリットがあります。

未開拓市場でビジネスを展開することにより他社との競争が不要となるため、価格競争に巻き込まれずに利益を得やすいのです。

レッドオーシャンでは、競合が多いため価格競争と顧客の奪い合いによる消耗戦が起こりやすいですが、ブルーオーシャンなら激しい争いになりません。

ブルーオーシャン戦略のデメリット

ブルーオーシャン戦略を成功させるためには、マーケティングスキルが必要というデメリットがあります。

既存市場だけではなく、代替産業まで幅広く研究するマーケティングスキルが必要です。また、新たな市場を開拓したあとに独自のビジネスモデル構築や他社との差別化ができなければ、他社が参入しやすいというデメリットも考えられます。

常に変化する市場に対応しながら、他社との差別化を行えるビジネススキルが必須となるでしょう。

ブルーオーシャン戦略の成功事例

ここからは、ブルーオーシャン戦略によって成功した企業の具体例を紹介していきます。

具体的な成功事例を理解することで、ブルーオーシャン戦略の考え方をより理解できるでしょう。

成功事例①:シルク・ドゥ・ソレイユ

ブルーオーシャン戦略の成功事例を語る際、サーカス事業の「シルク・ドゥ・ソレイユ」は欠かせない存在です。

シルク・ドゥ・ソレイユは、サーカス業界でブルーオーシャン戦略を行い、見込み顧客層を大きく変化させました。

具体的な戦略として、動物や花形となる団員の削減や館内販売、複数ショーの同時進行を取りやめコストダウンを行いました。

また、従来は子供向けだったサーカスを大人向けに変更し、法人向けの招待を行ったことで、価格設定を従来価格の数倍まで高くすることに成功しました。加えて、既存サーカスにはなかった戦略として、テーマに合わせた音楽やダンスなどのエンターテインメント要素と芸術の要素を取り入れました。

このようなブルーオーシャン戦略により、シルク・ドゥ・ソレイユは低コストで高価格を実現するバリューイノベーションに成功しています。*注1

成功事例②:QBハウス

日本国内で理容室を展開するQBハウスは、従来のサービスを取り除いたことでブルーオーシャン戦略に成功した企業です。

従来、理容室で行っていたカラーリング、パーマ、シャンプー、シェービングを排除し10分1,000円で営業を行いました。この時間短縮により、1時間で5人の顧客で6,000円という高回転、高利益のビジネスを作り上げることに成功しました。

また、カットした髪の毛を吸い取る掃除機に設備投資したことで、時間短縮と同時に顧客満足度のアップにもつながりました。

成功事例③:ユニクロ

ユニクロは、国内外でカジュアルファッションを展開するアパレルブランドです。

薄くて暖かい防寒インナー「ヒートテック」を販売し、ブルーオーシャン戦略を成功させた企業としても知られています。

インナーという既存市場に対して、「薄くて暖かい」により、デザイン性と機能性を兼ねそろえたことが成功理由だと考えられています。既存商品に対し、機能を付け加えるブルーオーシャン戦略の見本となる事例です。*注2

ブルーオーシャンを見つけるポイント

ここからは、ブルーオーシャン発見のポイントを具体的に紹介します。

マーケティングに迷ったときに、ここで紹介するポイントを意識して戦略を立てていきましょう。

ポイント①:想定しない顧客層を取り入れる

既存の顧客を集めるのではなく、想定していない顧客層や需要を取り入れることがポイントです。

シルク・ドゥ・ソレイユのように、既存市場が狙っていない顧客層を取り入れた成功事例を参考にしてみましょう。業界の常識から不要な要素を取り除く方法や、増やす方法がないかを追求することをおすすめします。

ポイント②:他業界から付け加えられる要素を確認

ブルーオーシャン戦略を行うためには、既存業界から取り除ける部分はないか、または付け加えられる部分はないかを考えることが必要です。

同業他社の戦略を分析するだけではなく、他業界で提供される要素を学ぶことでブルーオーシャン開拓のヒントになるでしょう。

他産業で提供されている要素を付け加える方法や、減らす方法がないかを追求しましょう。

まとめ

この記事では、ブルーオーシャン戦略とは何かという基礎知識から、ブルーオーシャン戦略による企業の成功事例を紹介しました。

ブルーオーシャンを見つける方法はシンプルで、既存市場に対して新しい顧客を取り入れるか、不要なサービスを取り除くことが有効です。

ブルーオーシャン戦略は、低コストで高利益を目指せる強力なマーケティング手法です。新たなビジネスを考えるときに必ず必要となる考え方なので、今のうちに理解を深めておきましょう。




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■参考文献
注1
ダイヤモンド・オンライン(DOL)「3分でわかる『ブルー・オーシャン戦略』」
https://diamond.jp/articles/-/58186
注2
Battery(バッテリー)「ブルーオーシャン戦略とは?成功事例と共にご紹介」
https://relic.co.jp/battery/articles/12227#i-16

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